私は再発前10年近く研究・執筆活動を続けてきた。
はじめは研究のことは何もわからず、研究と勉強は同じだと思っていた。研究の真似事をしているだけだった。試行錯誤を重ね、段々と研究のことがわかるようになり、ようやく研究をしていると言えるようにまでなった。私は好奇心が旺盛だったので知ることが好きだったし、研究や学問が大好きだった。苦労をこえて、ようやくここまできたと思えるような時だった。
病気によって全てが崩れた。病気で頭が回らなくなり、研究ができなくなった。
これが私の人生だ。
もう少しのところだった。そこでできなくなってしまった。
今はどうするかを考えている。認知機能が回復すれば、また読めるように、書けるようになるかもしれない。
まだ諦めたくない。また研究できる日が来るかもしれない。
それを期待して、日々しぶとく生きていこうと思う。
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