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全ては自己愛から始まる

病気によって多くの信頼と愛情を失って以降もなぜか私の人生は続いている。初めはこれが自分の人生だとは信じられなかった。病前の私は、人に囲まれて、何があろうとも前向きに生きる日々を過ごしていたからだ。

家族、友人はじめ関係する多くの人ほとんどから呆れられてしまい、加えて障害があってできることがかなり限られた現状で、日々、絶望する気持ちだけが増えていった。ただ気持ちを整理していく中で、根幹に据えるべきは、何があっても揺るがない「自己愛」であることを再確認した。

私は四十年間超、決して褒められた生き方はしてこなかった。酒の飲み方を知らず、酒癖のせいで人に迷惑をかけることも日常茶飯事だった。勉強不足で失敗も沢山した。仕事や研究では詰めが甘いことが多くあり、過ちも犯してきた。人に助けられて何とかやってこれたようなものだった。その人との繋がりも病気になって自分から壊した。頭がおかしくなっていたので、なぜ壊したのかは分からないが、私は確かに人との繋がりを失った。

だけどここまでいつも一生懸命生きてきたことは間違いない。いつも挑戦を続けてきた。よかったことも悪かったことも病気も、全てを含めて、「今の自分」を大切にしてあげたいと思う。愛してあげたいと思う。かつての私も今の私も、少なくとも私にとっては、両方大切な私であることは間違いない。今日まで何とか生きてきた自分を褒めてあげたい。ここからしか私は立ち上がることができない。

この文章も駄文だが、頑張って書いていることを褒めてあげたい。

前向きな生の全ては「自己愛」から始まる。私の不幸も、私にしか味わうことができない不幸であり、痛みであり、生の証だ。病気で迷惑をかけた人たちには、私が私を愛することで反省として返していきたい。ここから前へ、少しずつ前へと進んでいきたい。人生はここから、まだ何が起こるか全く分からない。

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