この一年を振り返ると、これまで生きてきて一番頑張った一年だったと思う。統合失調症ゆえなのか不明だが、生きるだけでいつも疲れていた。
具体的には「障害者になった」一年だった。手帳と年金の申請、就労移行利用の検討、複数の制度の見学と体験、A型オンライン在宅ワーク勤務開始など、これまではかかわりのなかった世界に足を踏み込み、悩み、生きることの辛さにもがき苦しんだ。
私は食べること以外ほとんど何もできなくなった。読めなくなった、難しい話についていけなくなった。私は落ち込み、暗くなった。この状態で本当によく生き延びたと思う。
今の私のアイデンティティは統合失調症当事者以外ない。研究も労働もできなくなったので研究者としてのアイデンティティも、労働者のそれもなくなった。2024年はできるならば、アーティストのアイデンティティを加えていきたい。何でもいい、表現することを諦めないで生きたい。痛みをかかえながらでも、私の音や色をつくりあげていきたい。
生きねばと固く誓ったこの時に信じる力ひびかせたもうと
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