新潟県上越市の統合失調症当事者会を作ったよ!

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人間関係について

統合失調症の急性期、私は多くの人間関係を自分から壊すような言動、行動をした。私はLINEをデータ移行もせずに削除した。友人と同姓同名の人が自動的に友達に現れたことで乗っ取られそうだと勘違いしたからだ。ストーカーを疑い携帯番号も変えた。病気によって人はどんどんと私から離れていった。私が薬物療法をして正気に戻った後、何人かに連絡を取ろうとしたけれど、ほとんどの人から無視された。私はとても悲しくて深く傷ついた。自分が時間をかけて積み上げてきたものが全て崩れた気がした。

だけど今、病気は自分のせいではないという気持ちが芽生えてきてから、なぜそこまで自分を大切に思ってくれない人のために私は傷ついたのだろうと思ってきた。確かに私は病気のために人に迷惑をかけたかもしれない。でも私はただ正当に世間と格闘していただけなのかもしれなかった。私は、私が病気でもわかってくれる、そういう人ではないと今はかかわれないのかなと思った。

今の私は病前とは違う自分であることは間違いない。体重は10キロ太り、目つきは変わった。私は今病気を抱えてしか生きることはできない。だけど人生は一度きりなので、この一度きりの人生を生き抜くしかない。私を支えてくれる人たちに感謝して、その人たちを大切にして、生きていこうと思う。ご縁があれば復活する縁もあるだろうし、もう二度と復活しない関係もあると思う。だけどこれ以上もう怯えて生きることだけはやめたい。障害を抱えていても「強く」生きていきたい。

もう一生会わない人たちでも自分が本当に大切だと思う人なら大切に思い続けることはできる。失ったなんて思う必要ないのかもしれない。それに今、自分を大切に思ってくれていない人たちに何を期待することがあるというのだろうか。私は今自分を大切にしてくれる人を、かかわっている人を大切にしたい。私は本当の意味で自分を大切にしたいと感じる。自分が生きているということ、自分自身を真剣に労りたい。

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