面白かった(活発だった)陽性症状を過ぎると、長い陰性症状を迎えることになった。統合失調症というと妄想や幻聴のような陽性症状がメインに取り糺されるが、今の私の症状は陰性症状という全てが億劫になってしまう症状だ。すきゾの記事では「統合失調症の根本は、陰性症状にある」という紹介があったように、実は陰性症状の闇(病み)は深い。
陰性症状から学んだことはたくさんある❗
医師 統合失調症の根本は、陰性症状にある という医師もいるように、陰性症状というのはかなりやっかいだ。 統合失調症の陰性症状では、日常で3000m級の登山を終えたのと同等の疲労感がある。 と、解説している本もある。 それだけ疲労していたら、
陰性症状になってから私はとにかく外出することが難しくなった。億劫で動けないのだ。ただその症状を今の主治医に伝えても、主治医は「私のそれは焦りだ」と言って、陰性症状には自覚がないようなことを言ってきた。また私には意欲はあると言ってきた。私が治ったら「東京や金沢に旅行に行きたい」と言ったからだ。私は確かに意欲はあるかもしれないと思ったが、意欲を上回るほどの億劫さがあることも確かなので、その点において主治医は誤診をしていると感じた。私は長い間、陰性症状に悩まされている。これが陰性症状ではなく単なる焦りなら、焦りをなくしてとっくに解決しているのだ。
このように統合失調症は、派手な陽性症状が治ると落ち着いていると思われがちだが、実際にはそこからが闘病と言えるくらい長く辛く、そして伝わりづらい陰性症状が続く。甘えや怠けだと思われるが、それは違う。
この闘い(あるいは付き合い)がいつまで続くかは分からない。だけど私は少しでも変化を起こしたいと考えている。病気に負けたくない、世間の偏見や圧力にも負けたくない、私には翼はないが、もう一度飛び立てるようになりたい、そう強く願っている。その飛び方は以前とは違うとしても。
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