以前人間関係について、もう開き直ったような文章を書いたが、やはり全く開き直れていない。どうしても忘れることができないからだ。自分の記憶に、心身に、友と過ごした楽しかった思い出が残っていて、それをどうしても振り払うことができずにいる。
仲が良かったあの友達と、親友と、もう一度かかわりたい。嫌な人がいればすぐブロックするブロック時代の今、私も急性期には意味不明に友達削除をしたりしてしまったが、今の私は誰のこともほとんどブロックできずにいる。時代錯誤者だ。
この気持ちの行き場所はどこにあるのか。多分私は一生この後悔と未練を持ちながら生きていくことになる。残っているのは人に対する一筋の信頼と依存感だけだ。どうにか生きている状況だが、希望を持ちたいと思う。想像力を働かせて、大切な人たちが今も輝いて過ごしているのを静かに思おうと思う。もう二度と会えないだろう、もし偶然にあっても顔を背けられてしまうだろう、それでも私は離れた友達たちを大切に思ってしまうし、忘れられないのだ。
この忘れられなさ、未練を心の中であたためていきたい。どこにも行き場がないとしても。
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