新潟県上越市の統合失調症当事者会を作ったよ!

「上越とうしつピア」メンバー募集中

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当事者カフェをやってみた

当事者同士の支え合いが大切だと当事者仲間と話し合い、支え合いの一つの形として、すきゾ!の弱音グループで「当事者カフェ」を開催させてもらった。当事者カフェと言っても、結局病気にまつわることをただLINE通話していただけだったが、10名程度が集まり、他愛もない話でやはりまた励まされた。

通話の雰囲気はそれぞれ探り合いのように感じる時もあるが、統合失調症という病気を通じて、全国各地の当事者とつながることができるのはとても希少なことだと思う。すきゾ!に入っていて救われる瞬間だ。症状はそれぞれだけど、痛みにかんして敏感なアンテナを持っているという点ではつながりやすいのかもしれないと思った。

私は病気になって孤独になった。私は急性期に多くの人に攻撃し、多くが私から離れていった。ストーカー呼ばわりされたこともあった。私の心はもう立ち直れないほどに傷ついた。それまであたたかかった世界は一気に疑いの眼差ししか持てない世界になった。世界はとても悲しく、暗いものになった。情熱の火は消えた。

それでも、すきゾ!のメンバーは、「病気は私のせいじゃない」「私は悪くない」と言ってくれる。私はそのことに本当に救われている。私の家族は私が病気になって入院していた時に「人のせいにするな、全て自分のせいだ」と手紙を書いてきて、私はそれにものすごく傷ついた。私の家族は私の病気の悪さに耐えることができなかった。ここに私の今の懐疑心の根本はあるように思っている。そんな中で、すきゾ!の当事者たちの「それは私のせいじゃない」という声は、私に一筋の生きる希望をくれた気がする。

当事者の集まりは、基本的に病気にかんする話題が多い。薬のこと、仕事のこと、恋愛のこと、家族のこと、友達のこと、病気は全てに深くかかわってくる。統合失調症という病気は、それほど全人生を変えてしまう大きな病気だからだ。

長いトンネルの中にいるような闘病は辛いが、一人で闘っているわけではないと思うと、暗闇の中でも下手な歌を歌っていけるような、そんな気分にもなってくる。ぼちぼちやりつつ、一緒に下手な歌でも歌おうかと。今日の当事者カフェでも音楽が流れていた。どうにもならないことがあっても、案外なんとかなっていくのかもしれない、今はCarla Bruniのムーンリバーを聴いている。私はたとえホームレスになっても音楽を聴き続けたい。下手くそな歌を歌い続けたい。

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