新潟県上越市の統合失調症当事者会を作ったよ!

「上越とうしつピア」メンバー募集中

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統合失調症な人々

統合失調症の自助グループすきゾ!にかかわってもう1年以上になる。本当にお世話になっている以外の何者でもない。この繋がりは私のかけがえのない命綱だ。500円だけだが、もちろん募金もした。もし関心がある方がいたらぜひ募金してほしい。このグループは間違いなく日本社会を救っている。500円で社会貢献できるならいい機会ではないだろうか。

https://line.schizo.love/募金のお願い🙏

統合失調症な人々はどんな人がいるのか?私は病気になってから健常者たちから信用されなくなったので、それでは統合失調症な人とはどんな人なのか考えてみようと思った。

すきゾ!を通じての理解だが、統合失調症の人は普通な人が多い、という印象を持っている。ただ妄想や幻聴などの症状を抱えている。それだけだ。私のように重い陰性症状と認知機能障害に悩まされている人はほとんどいない。皆、社会にうまく溶け込むことを目標にしている人が多いと思う。それくらい孤立しやすい病気だからかもしれない。きっと誰よりも「普通であること」を目標としているのだ。

一方、感性の意味では、すきゾ!管理人のhoshuさんも書いているようにアートの感覚が鋭い人が多い気がする。アニメが好きな人も多い印象だが、それだけでなく感性が瑞々しいというか、痛みに対して敏感な人が多い印象がある。普通の人は決して到達しないような深い闇の部分もよく見てきたからかもしれない。

私はといえば、陽性症状の時に本当に頭が狂ってしまったので、周りからは浮きまくっている。二番目の姉は私と直接会った時にビクッとしていた。そのくらいのことを私がしたからだった。姪たちも目を合わせてくれないことがあった。

統合失調症になるということは、税のようなものだと精神科医中井久夫は書いていた。私達は社会の中の税金のようなもので、必要な病人なのかもしれない。私達には本当に特殊な能力が備わっているのかもしれない。霊感のような何か特別な力があるのかもしれない。私は元々かなり感受性が強い人間だった。今も変な勘だけは鋭いところがある。

社会の中で「異常」とされる脳の暴走は、私に本当の苦しみを与えた。この苦しみの中で私は生き、自分の言葉を編み出している。脳はほとんど眠ったような状態で、生命として何とか機能している。

何が残っているのか?残っているものは、幸福への憧れだ。私は異常でもいい。映画elephant manのように、私は人間だとは私は言わない。私は「異常な精神障害者」でも構わない。それでも私は…幸せになりたい。他人からどう思われてもいい、それよりも自分がこの状況でどう幸せに生きるか、それが大切だ。せめて本が読めれば…映画が観れれば。でもそれができないから私は書き続ける。統合失調症な言葉を。

マイアミの友達からは、「病気はあなたを定義しない」と言われたが、私はこの脳の病気は根底から私を変えたと思っている。変わらなかったのは外側だけ、名前だけ、思い出だけ。私の能力は変わった。統合失調症は核兵器みたいな威力を持っている。

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