
咲田ともが「僕の不思議な統合失調症闘病記ー死にたい、消えたい気持ちを抱えて」を出版しました。苦しみながら書き上げた宝物です。よろしければぜひご覧ください。
3月30日発売だったのですが、3月中に21冊も売れました。本当に嬉しいです。
本書では、いろんなカミングアウトがされていますが、読みどころとしては、
①様々な暴力、挫折経験を明かし、よりよいコミュニケーションのあり方を模索している
②巫病などの考え方にも触れ、統合失調症の不思議さを記述している
③陰性症状・認知機能障害という、あまり統合失調症でクローズアップされない点に焦点を当てている
④病、障がいについて色々と考えている
⑤イラストや短歌も入れ、「障がい文化」を生み出すことに挑戦している
⑥脳の病気を持つ人の生きづらさを描いている
⑦個々人の尊厳を守れるような福祉のよりよいあり方を探っている ⑧陽性症状の時の狂い方を当事者視点で書いている
などがあると思います。ただAmazon評価は3が二つありました。相性がよくない人もいるかもしれません。知り合いからは「ショックも受けた」というコメントもいただきました。Kindle版では、フォントのゆらぎもあり、その点も見苦しい箇所もあるかもしれません。大変失礼します。読み返すとチグハグなところがあり、不備ばかり気になります。
だけど、咲田が遺書のように思って、頑張って彼女の病に形を与えました。よかったら読んでやって、感想を伝えてあげてほしいです。
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