
病気になってから、美容院に行くこともためらいがちになった。雑談が苦手になったからだ。店員にいきなり病気の話をするのは気がひけるけど、病気以外の関心ごとが特になく、うまく話ができなくなってしまったからだった。
だけど今日はようやく予約をして、髪を切りにいった。カットで2,200円(昔はもっと安かった)。ボブと言ったらおかっぱにされたが、まぁそれでもいいだろうと思った。母親からは「もっと切ってもらってくればいいのに。可愛くなったけど」と言われた。母親は私をあまり誉めないから、珍しいなと思った。
店員さんとは天気の話、姉妹の話、花見の話、運転の話などをした。姉妹の話は、本当は姉妹と仲が悪くなっているのに、言わないで、話に合わせておいた。「姉妹だと旅行や食事に行けていいでしょう」と言われた。そんなこと、もうずっとしていないのに、「そうですね」と答えておいた。だけど花見の話をしていた時に送迎してもらっている話を出して、「送迎あるんですか!」と驚かれたので、もう病気のことを言った方がいいと思い、「病気になっちゃって長距離運転できない」と告白した。店員さんは、「はやく良くなるといいですね」と言ってくれた。私はよくなる病気でもないと思ったので、「付き合っていくような感じなのかな」と伝えておいた。こういうやり取りでもものすごく神経を使う。
病気は大変だけど、病気を抱えていきていかなければいけない。病気になっても、お腹は空くし、体重は増えるし、髪の毛は伸びる。日々の生活を営んでいかなければならない。その一つ一つがとても大変だと感じる。
だけど私は今日、なんとか髪を切りに行くことができた。それは今の私にとっては大きな挑戦だった。よく頑張ったと思う。これからも、きっともっとできることが増えていくはずだ。そう期待する。
髪を切った後は、いつものセブンイレブンに立ち寄り、アイスコーヒーと食べ物を買った。もうアイスコーヒーの季節になった。ここまでよく生きてきたと思っている。



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