
私は健常者時代、長い間ヨガをやり続けてきた。ヨガをやると自分の身体が正される気がして、毎日ヨガスタジオに通い続けた。ヨガをして呼吸が深くなって、腹筋もついて、歌もうまくなったし、身体もすごく引き締まった。心も安定した。本格的に始めたのは2013年のLA留学時からで、言葉が話せないもどかしさからヨガに打ち込んだ。LAの西側と東側両方でヨガに通い続け、私は健康的だったと思う。
日本に帰国した後も、すぐにヨガスタジオを探し、LAVAヨガを見つけそこに通い続けた。加えて知人のヨガ研究者にヨガについて教えてもらい、実践を行い、とても楽しかった。今考えると、まさにヨガ漬けの日々だった。
上越に帰ってきてからも、ジムでヨガをしたり2021年からLAVAヨガを再開したり、自分で資格を取ったりしたが、病気を再発し、母親がスタジオを解約して、それ以降いかなくなってしまった。そのことはとても残念だった。
統合失調症を再発して脳がおかしくなってから、徐々に身体を動かすことに違和感を抱くようになり、私は徐々に動かなくなっていった。ヨガからも自然に離れるようになっていった。だけど、これから少しずつ、自分のペースで、ヨガをやりたいと感じる。
前のようにみっちりはできなくても、月に一度身体を動かすためにでも、ヨガをしている自分に戻りたい。障がい者のヨガになるかもしれない、それでも自分の心身を結ぶことを忘れずに、ヨガをやりたい、そう感じている。自分の身体を自分に取り戻したい、そう感じている。
コメント