
今日も何も予定がなく、昼ごろに起きて、フレーバーコーヒーを飲んで、お昼を食べて、散歩をしてきた。今の私にとって散歩は一大イベントだ。
池の横を通って鴨が池で泳いでいるのを確認して、ゆっくり坂道を下り、旧街道を歩き、陽性症状の時のことを思い出す。そういうことを繰り返している。
私にとって陽性症状の経験は冒険で楽しいものだった。入院時にいきなり具合が悪くなって、それから何もかもがネガティブに感じられたが、あれは一体なんだったのだろうか。私のドーパミンは調整されたのだろうか。突然来た激しい鬱の感覚に、私は死にそうな気分になっていた。あの時は寝ていても立っていても何をしていても苦しかった。憑依だったのかもしれない。主治医はアカシジアを疑ったが、あの辛さはアカシジアのようなものではなかった。かなりソワソワして発狂しそうになったのを覚えている。それは退院して自宅に帰ったら不思議と少しずつよくなっていった。
今、ゆっくりとでも散歩が楽しめる状態になっているのもとても嬉しいことだ。私はできることが増えてきている。料理、散歩、近距離のドライブ、ヨガ… 少しずつ自分を取り戻しているような感覚がある。
今日も散歩途中にあるベンチに座り、ヨーグルト飲料を飲みながら山脈を眺めた。山脈はいつみても美しい。私はこの地を愛していると感じた。商業的なものが少ないこの地を、土地が広いこの地を、私は確かに愛している。
一歩一歩、散歩をするたびにその感覚を確かめているような気がする。病気になり、ゆっくりとしか歩むことのできなくなった私に、この地の自然は厳しく、優しく、静かに力を与えてくれるような気がする。



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