
今年も一年が終わる。皆さんはどんな一年を過ごされましたか。
私の友人はパレスチナ研究者で、ガザの悲劇を見て、2年間くらい喪中のようだと言っていた。そのほかにも、仕事だけしかしていないと言う佐川の配送員の仲間がいたり、路上で凍えないように生きる人たちがいたり、部屋でひとりだけの大晦日を安心して過ごす人がいたり、いりいろな人たちが今夜も時を過ごして、なんとか年を越す。年を越さずに耐えられずに命を絶つ人もいるかもしれない。この世の中に「正しい幸せ」なんてないのだ。表面上幸せを取り繕うだけで内部はもっとドロドロネチネチしていて、自分をどうにか幸せに見せようとし、人の幸せを素直に祝えないような心の持ち主が多い。
だから、正月だからといって、きれいにまとめようとしなくていい気がする。私は今日なんとか家族でのおまいりに参加し、作ってもらったご馳走も食べたけど、無理して一緒に食べるより、一人でゆっくり食べてもいい気がした。父親とノンアルコールで乾杯をしたのは味わい深かったけど、私は、祝うような気分というよりは、消化試合をこなした気分だ。
病気を抱えて、ようやく1年過ごすことができた。それは祝いというより終わりのない持久走で、私はこの鈍い苦しみと、生涯ずっと付き合っていかなければいけない。なにもめでたいことなんてない。先の長い闘いはまだまだ続くのだ。夜が明け、2026年になっても、私の病気は続く。



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