
病とは何か。この病気を診断されてから、ずっと考えている。いろいろな考え方ができるけど、この正月に、病とは、身体の反応、身体からのメッセージなんだなとふと思った。それを「健康」「健常」に近い状態して生活できるようにするために投薬したりするけど、心身の反応に身を任せるのもいいのかなと個人的には思う。
この病気は私の一部で、私はこの病気とともに残りの人生を歩む。統合失調症なるものを抱えながら、書き、表現し、生きる。そういう意味で私は統合失調症なるものを、特に陽性症状の不思議さを愛している。まわりからは冷遇、嫌悪されるかもしれないけど、自分の人生を語るうえで大切な発露だと思うからだ。陰性症状や認知機能障害は、心の底から、憎んだ。何度も何度も自分の脳や行動力を取り戻したいと願った。だけどそれでも症状はおさまっていない。もう一生なおらないかもしれない、それは絶望的なことだった。まわりは軽々しく治ったら、などと言ってきたが、私はそのこと自体が不快だった。治ると言われても治らないと言われても嫌だった。この気持ちをわかってもらえるだろうか。
病は終わらない。私には理解できない説明や描写がある。動けない身体がある。だけど今、この陰性症状のなかで、静かに過ごし、表現していくこともまた、身体の反応なのだと思う。この世の中は、賢い人たちだけのものではない。病の生者もまたこの世界の生き証人なのだ。自分を、自分の間違いまでも信じて、ひたむきに存在し、たどたどしく書いていきたい。



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