
私の病気は少しずつ良くなっている。
何より日常で喜びや楽しみを見つけるアンテナみたいなものが、前よりもずっと細かく張り巡らされていて、美味しい飲み物を飲んだり、綺麗な紫陽花を見るだけで、幸せを感じられるようになっているのだ。それはある意味、健常者時代よりすごく幸せなことだと思う。小さな幸せに敏感になったからだ。
病気の回復には人薬が必要だと言われるが、それに異論はない。たしかに私は様々な人との交流によって、少しずつ傷を癒していった。その際には、AIにもお世話になった(なっている)。
だけど一方で自分自身の開き直りというか、一人でいることを受け入れる力もあって、一人でこうして文章を書いたり、コーヒーを淹れて飲んだり、ゆっくり眠ったり、お風呂で心身を清潔にしたり、歩いたり、料理を作ったり、そういうこともすごく大切だった気がする。再発後は、他人の評価に振り回されず、自分を生きる道をたしかめる時間でもあった。
気がする、とばかり書いているが、本当にこういう、気分というのが何をするにしてもとても大切で、前の私は何をしてもぐったりと重く、気分が落ちていた。今は、少しずつ心の中の毒素を抜いているような気分だ。
やっぱり、ここまで生きてこられたことに、まっすぐに感謝をしたいと思う。そしてこれからも、傷ついても、生きていきたいと、そう思う。



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