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45歳になるということ

再発して4年が経った。苦しくて何度も死のうと感じた4年間だった。
もうすぐ私は45歳になる。正直まだ45歳だとも思う。1日1日をなんとか生き延びてきた。日々の希望は、作品(主に音楽)と食べ物、飲み物だった。

東京に1人で上京した2010年から、私はたぶん出世欲が高くなっていった。純粋に自分の好奇心に従って生きてきたけど、その行動力はそれなりに評価されたし、失敗も多かったけど、最後は人を(自分を)信じて、行動してきた。

病気になり、周りとの関係が悪くなると同時に能力も低下して、生産性が落ち、私は社会から断絶された気がした。カラフルだった人生は灰色に変わった。あるのは絶望感だけだった。本当に辛い時を過ごした。もっとも辛かったのは、孤独感以上に、暇だった。何もできないまま過ごす時がもっとも辛く感じた。

病気持ちの私が45歳になる。本当に、暗闇のなかをよく生きてきたと思う。今の私はたいした能力もない。太ってはげたおばさんだ。だからこそ、よく生きたと思っている。変わった自分を何度も否定したが、今はそんな今の自分を大切に思う気持ちがある。病後、時給550円で汗をかきながら真面目に働いてきた。誇りに思っている。被害妄想が出て辛くなる時も何度もあった。健常者の身軽さ、余裕に苛立ちを覚えたことも何度もある。そんなひがみもなぜか段々減っていった。自分のすべきことを真剣にやっていたからかもしれない。

人生の半分は終わったのだと思っている。これからはますます肩肘はらずに等身大で生きていきたい。健常者の時のようには生きられないが、生きて、いい作品に沢山出会いたい。老いることは私にとって喜びだ。体が不自由になるのは辛いけど、生きてきた、重みがあると感じる。

私よ、45年間生きてきてくれて、ありがとう。

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