
今日は高田公園の小林古経記念美術館まで足を運び、濱谷浩の写真展「人と風土をみつめて」をみてきた。雪国シリーズが目当てだった。いい写真を見れたと思う。人も自然もインパクトがあった。雪国や裏日本に焦点を当てたところ、目のつけどころがいいと思った。
今日は暑かった。最後の展示をみるために美術館の庭園もなんどか歩いたが、文化財で風鈴が鳴っていて、暑くて、夏を感じた。
濱谷浩は83歳で肺炎で死んだ。それまで自然、人など、多くのものを観て、写真を撮ってきた。濱谷浩の雪国の描写は、わざとらしくなくて好きだった。今見ると、金持ちの道楽のようにも感じたが、それでも、雪国をあそこまでしっかり捉えた人に対する評価を、私はしたい。
また、私は頭がぼんやりするなかで写真展に行けた自分を嬉しく思った。図録も買えた。私は貧者だが、作品にたいする熱量だけは消さないで生きていたい、そう感じた。
私はこれからも、美味しいコーヒーを飲み、いい作品に沢山触れていく。そんな未来を想像していく。
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