44歳

44歳の誕生日祝いをしてもらった。嬉しかった。
朝からケーキを取りに行くことだけがミッションで、無事にシャトレーゼにケーキを取りに行き、夕食後、家族になんとか祝ってもらって、誕生日イベントは終わった。結局私は一人だったけど、それでも姉、甥、姪から、プレゼントをもらえたりして、心から嬉しいと思った。

一年、なんとか生きてこれて本当によかった。再発してから3年、よく生きてきたと思う。死にそうな思いを何度したかわからない。生きることの苦しさを実感するなかで、私はなんとか生きて、44歳になる。本当によく生きてきた。

これから、私の未来はどんな風になるのだろうか。今の私はトラウマ治療をしながら、作業所に通う未婚ミドルギャルだ。できることはわずかだが、自己否定することなく、少しずつ、日々を楽しんでいけたらいいなと思う。

認知機能障害を抱える障がい者の生き様は、決して美しくはないけれど、それでも確かな生命にちがいない。生き続けることを一年の目標にしていきたい。