
今日は誕生日だった。誕生日になっても何も変わらないが、まだ生きていることは事実だった。私は今日も生きている。
作業所に行って、作業をしたり利用者と話したりして時間をつぶした。作業後ははま寿司に行ってポテトでお祝いをした。44年間。病後の3年間は本当に地獄だった。苦しかった、逃げ出したかった、でもできなかった、だから生き続けた。
少し前に、両親には「私は本当は死にたいんだよ!」と訴えた。そう、私は希死念慮とともに生きている。過去の私はキラキラして、生命力に溢れていた。そんな私はもういない。私は身の回りのこともやっとの障がい者だ。
でもこんな私にまだ「おめでとう」と言ってくれる人がいる。それは救いだった。
生きてきておめでとうなんて思えない私、失敗と挫折ばかりだけど、今もまだ存在している。そんな自分を大切に思いたい。このいのちの闘いを、私は最後まで、やり抜きたいと感じる。誕生日であっても、脳の病気の辛さを、実感している。
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