
今日も作業所に行って帰ってきた。2時間頑張って作業してきた。
季節は秋になろうとしている。空の色や気温、道端に落ちている栗のイガでなんとなくそれがわかる。
病気になって、辛いことばかりだと思っていた。今日も朝うっすらとした希死念慮が湧いた。だけど私は毎日頑張って作業所に行き、コーヒーを飲み、毎日頑張ってブログを書いている。自分のことばを磨いている。そのことに私は強く心を動かされる。私はたしかにここに生きているのだ。父親は車のなかで木曜日の私の夕食が楽しみだと言ってくれた。そういう言葉にすごく励まされる。
私は病気になったことを何度も恨んだ。何度もだ。だけど今の私は、たとえ人に離れられても、たしかに生きて、自分の体験をこうして書くことができている。狂った状態で書いた文章も覚えているが、今はそれよりは冷静に日常を書いている。今の私にしか書けない文章を書いている。
病気の経験には終わりがない。だから、とても、とても辛い。イケメンをみてもイケじょをみても、心が動かなくなるくらい、辛い。できるなら、もっと読みたい。もっと理解したい。そう感じる。だけど。
だけど、私は今も生きて、今日は友達にチョコレートを送ることに成功した。病気でもそんな高度な、複雑なことができたのだ。とても嬉しかった。
私を苦しめる人間関係も、私を救う人間関係も、すべて今の私をかたちづくるもの。私のこころとからだを磨くもの。私は、この病気になってようやく、自分の病気の体験を宝だと思い、毎日一歩一歩、リーボックの黒のスニーカーとともに生きている。
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