
咲田ともとして、闘病記『僕の不思議な統合失調症闘病記ー死にたい、消えたい気持ちを抱えて』を発売してから、6ヶ月が経った。ここまでで67冊売れた。正直、こんなに売ってよかったのかわからないし、ありえない気持ちでいる。この本が統合失調症や精神疾患を理解する一端になれば幸いだ。一人の人間の人生も書かれているこの本を読者は自由に読んでほしいと思う。字が大きくて読みやすかった、一日で読み切ったと言うコメントをもらった。読み応えはめちゃくちゃあったとも言ってもらえた。
私の闘病記には統合失調症の不思議さが書いてある。その不思議さはなっていないものにはわからない、本当に不思議な世界の体験だった。
私は誰に批判されようとも、不思議さを体験したあの感覚が医学だけで理解できるとは思わない。私が幼少期から体験し続けた、あの、独特の不思議さは、今も形を変えて残り続け、たまに私に「ここまで来たね」とサインを送ってくれているように思っている。私の悪夢も形を変え始めている。
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