昨晩、眠剤を飲んで眠っていたら、なぜか激しい怒りの感情が襲っていて、その怒りで一瞬目覚めるという不思議な体験をした。夢のようにストーリーがあるわけではなかった。だけどその怒りは本当に根源的で、私が今まで体験したことのないくらい深刻な怒りだった。これまでの人生であんなに怒ったことはなかったと思う。
私は病気になってから怒りの感情が減った、怒ったとしても表面的にしか怒れないと思っていたので、あそこまで深く自分の尊厳を守るために怒れたことにとても驚いた。「ああ、私はまだこんな風に激しく怒れるのだ」と思えたのだ。あの感覚は陽性症状が出た時の感覚に似ていた。私は長く陰性症状に悩まされていたので陽性症状の感覚が戻ってきたのは嬉しいことだった。再発するような妄想は特にないし、ただ感覚として目覚めているような、やる気が戻ってきたような、そんな意識になった。ただうまく説明できない。
うまく説明できないけれど、とても大切な感情の変化のように感じたので、ここにも書き記しておこうと思った。この状態で回復へと向かっていくといいと願う。私はずっと怒りたかったのかもしれないと思っている。性被害やハラスメント、いじめや家庭内暴力など、これまで受けてきた暴力の数々に対して、それらが少しずつ自分の尊厳を奪っていったことについて、「ふざけるな!いい加減にしろ!」と訴えたかったのかもしれない。それを心身が教えてくれたのかもしれないと感じる。深い内省を促す感情の動きだった。
コメント
「あの感覚は陽性症状が出た時の感覚に似ていた。」
この感覚が分かる人、グループにもう一人いるのですよね。
その方もブログ書きたいって。
僕は辿り着いた世界って呼んでます。
hoshuさん、ありがとうございます。そうなのですね…ただ寝ていただけだったのですが、とにかく強烈で不思議な感覚でした。辿り着いた世界、また体験できる時が来ればいいなぁと思います。なんだかクセになりそうです。