今の私は音楽、映画、読書によって他者や世界とつながっている。
とはいえ今は読書はしづらい、映画も疲れやすい、ということで一番依存しているのが音楽である。よく人に、最近どんな音楽を聴いているのか、いい音楽はないかと尋ねている。
思い返せば、措置入院時にも音楽療法は週一で行われていたし、カラオケ大会もあった(私は夏川りみの「涙そうそう」を歌った。病棟で仲良くなった友人は久保田早紀の「異邦人」を歌って高得点を出し賞品をもらっていた)。
そのくらい音楽は本当に精神疾患を癒す効果があるんだと思う。統合失調症コミュニティすきゾ!で知り合った同病者も音楽について「心洗われ、救われている、今もどれだけ助けられているかわかりません」と印象的な言葉を語っていいた。何がそんなにいいのかというと、やはりメッセージが根源的で、音が多様だからいいのだと思う。
昨日は学部時代からずっとお世話になっている恩師から四つの曲を教えていただいた。嬉しかった。
一曲目はサニーデイ・サービスの「苺畑でつかまえて」軽快なメロディと歌詞が特徴的な愛ある曲だった。
二曲目は「いのちの記憶、かぐや姫の物語」純粋な愛のメッセージが歌われていた。
三曲、四局目はジョン・バエズの「No Woman No Cry」「Where Have All The Flowers」元気な時の私みたいと言っていただいた。私は「元気になりたいです…」と返した。
恩師から教えてもらった曲はどれも愛に溢れる音楽で出会いや再会を暗示するようなものが多かったのだが、今の私は出会いや再会に後ろ向きだなと思った。こんな今の汚い、人との信頼関係を壊したような自分では他人を真っ直ぐ見ることはできず、他人も自分を受け入れてくれるはずがない、と思ってしまう。どこまでも悲観的である。いつか変わってくれるのだろうか。時間とともにこの姿勢が変わってくれることを期待したい。
音楽にかんして私は保守的で、いつも決まった好きな曲しか聴かないので、一日一曲でも新しい曲を聴いて世界を広げるようにしたい。
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