
私は直江津の街が好きだ。直江津で過ごす時間をとても大切にしている。
今日は駅前のひろ坊という餃子やに行こうと思ったが、混んでいて満席だと言われたので、魚が美味しいらしい隣の居酒屋まるちゃんに入った。地魚の刺身盛り合わせ、カニクリームコロッケやお寿司、ウニやホタルイカの天ぷら、豚の角煮を食べて、とても満足した。美味しいものは本当に心を癒すと思う。幸せな気分になった。
それから歩いてトレンチタウンという隠れ家的バーに行った。ノンアルコールカクテルはないらしく、グレープフルーツジュースとジンジャーエールを頼んだ。雰囲気が落ち着くバーだった。お香の匂いもしていた。
今の私は前みたいに話せない。でも今の私が話す言葉は、前の私が話す言葉以上に重みがあり、深い言葉なんではないか、そんな風に感じ始めている。
私は病後3年生きてきた。それは病前の1年の何倍もの価値で、今日は病気なのに居酒屋とバーに行くことができた。その全てがものすごいことなのだと自分のなかでは思っている。私は、私の存在は奇跡なのだと感じる。
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